第 1 話
新生活には"初めて"がつきものだ。
大学までの道程も
少し大人になった目線で見る景色も
そして当然人との出会いも。
進学先の大学が決まり入学を控えた
何者でもない春の頃。
事前にSNSで知り合った
同じ大学の同期のひとりが君だった。
最初の印象は
音楽の趣味が合う歌の上手な子
くらいのものだった。
-- 第1話 終わり --
SHORT STORIES
新生活には"初めて"がつきものだ。
大学までの道程も
少し大人になった目線で見る景色も
そして当然人との出会いも。
進学先の大学が決まり入学を控えた
何者でもない春の頃。
事前にSNSで知り合った
同じ大学の同期のひとりが君だった。
最初の印象は
音楽の趣味が合う歌の上手な子
くらいのものだった。
-- 第1話 終わり --
進学先が決まると
すぐさま新しい環境で人脈ができた。
大学の同期達がSNSで予め知り合ったことで
入学前に顔合わせを兼ねた集まりを催したのだ。
そこにいたひとりが彼で初対面から波長が合った。
面白い奴だけど
店員に対しての腰の低い丁寧な態度が
特に印象的な人だった。
今はまだそのくらいだった。
-- 第2話 終わり --
大学での日々を送る中で
気がつけば隣に君がいることが多くなっていた。
波長も話も合う君がそばいることは自然なことのように思えた。
「ライブ行こうよ!」
どちらからともなく出た誘いは
学外でも時間を共にする理由になった。
こうして君のいる日々は新たな日常になり
充実した日常は季節を巡らせた。
-- 第3話 終わり --
夏頃には大学に慣れ
彼との距離は縮まるばかり
なんて思っていたけど間違いだった。
心地よかった彼との時間は
いつのまにか気まずいものになっていた。
「特別に思っていたのは私だけなの...?」
そう意識し悩んでいるうちに更に距離は広がり
気づけば一緒に出かけることも話すこともなくなっていった。
-- 第4話 終わり --
「ねえ、私と付き合ってよ」
突然の告白だった。
それは、いつも一緒にいた彼女からの言葉ではなかった。
しかも周囲に知人は多く
それを断ると悪者扱いされてしまう状況。
「...よろしくお願いします」
そう答えるしかなかった。
今までの穏やかで心地良い時間が
砂上の楼閣のように崩れ去る音を聞きながら。
-- 第5話 終わり --
MEJIRO UNIVERSITY
新宿キャンパス
岩槻キャンパス
新宿と岩槻の2つのキャンパスを有する私立大学。
心理学部、人間学部、社会学部、メディア学部、経営学部、外国語学部、保健医療学部、看護学部の8学部16学科があり、幅広い分野の学びを展開している。
「育てて送り出す」
学生一人ひとりに寄り添った面倒見のよい丁寧な指導を特色とし少人数制・実践重視の教育を通して社会で活躍できる力を育んでいる。
ABOUT THE PROJECT
本企画は、小説家・冬野夜空が目白大学を舞台にした物語を描き、その世界観をWebサイトやSNSを通して発信するプロジェクトである。
物語の執筆は冬野夜空氏が担当し、WebサイトおよびSNSのデザイン・運用は、目白大学メディア学部メディア学科の学生が中心となって行っている。
学生は、物語の世界観を読み解きながら、ビジュアル表現や情報発信の方法を企画・制作し、実践的な学びとして本プロジェクトに取り組んでいる。