子ども・児童2025.6.19
保育の先生は「子どもの専門家」です!
#保育 #遊び #運動 #保育士 #幼稚園教諭
子どもは遊びの発明家、その発明には保育の先生の影がチラホラ
子どもは夢中に遊んでいると、その遊びが変わっていくことがあります。「こうした方がおもしろい!」と考えると、子どもはすぐに遊びを発明していきます。遊びが発明されることによって活動範囲は広くなっていき体を使う経験が深まっていきます。
ですが、子どもたちだけに遊びを任せておくと、せっかく発明された遊びが完成する前にまた違う遊びに変わってしまったり、結局元の遊びに戻ってしまったり、さらに遊びとして成り立たなくなってしまうかもしれません。
そうならないように子どもの発明した遊びをもっと面白くしたり、体を使う経験を増やしたりするには保育の先生の力が必要です。保育の先生は子どもの動きを先回りして、いろいろな経験ができるように環境を構成しています。
「運動の専門家」より「子どもの専門家」?
保育の現場では、運動能力の向上を図るために運動プログラムを行う園が多くなっています。運動プログラムは運動指導担当の指導者が行っていたり、特定の種目(サッカー、器械運動、水泳など)に限定し技術向上に重点をおいた指導が行われていたりする傾向があります。
2020年前後に発表された4〜6歳児に行われた運動能力テストの調査によると「専門の指導者が運動を教えている園」よりも「自由に遊んでいる園」の方が運動能力が高かったという結果が出ています。この結果は2002年から変わっていないそうです。
子どもにとっては「運動を教えてくれる先生」より「毎日一緒に遊んでくれる先生」ほうが合っているかもしれません。
西田 希
准教授
人間学部 子ども学科
担当科目が実技なので学内ではTシャツ、スウェットパンツ、スニーカーのことが多いですが、本当はキラキラしたオシャレが大好きです。Tシャツ姿以外の時はピアスもたくさんしてますし、ピンヒールを履いています。最近、セルフネイル(いつでも取れるように!)を始めました。
Tシャツ姿以外のときに学生に会うと「先生って普通の服、持ってるんですね!」って驚かれますけど、毎日ちゃんと「普通の服」を着て出勤しています。
研究テーマは子どもの「運動遊び」と「運動発達」です。「この動きが自然と上手になるにはどんな運動遊びをしたらいいのかな?」を考えています。