K-POPもドラマも！ 韓国文化を学ぶ
韓国語学科徐 ゼミ
K-POP、韓国ドラマ、映画、文学――日本の韓国ブームは長らく続いていますが、その背景に何があるのか明らかになっているとは言い難い。ブームの背景、異文化としての韓国文化を理解するには、韓国文学がいい題材です。近年、韓国の小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が国内で130万部、日本では20万部超のベストセラーになりました。文学を中心に、韓国文化がなぜ受け入れられるのかを分析して、今後の日韓文化交流のあり方について考察を深めます。
古くは1882年に韓国の古典文学『春香伝』が日本の新聞で紹介されましたが、当時の日本の読者を意識して改作したものでした。なぜ改作したのか。時代背景も理解することが重要で、ゼミでは学生同士の発表や討論を通じて学びを進めます。生活面でも学生が主体的に縦横につながることを大切にしています。先輩、後輩の顔合わせ、食事会なども活動の一貫。卒業生の結婚式で「ゼミで覚えたキムチチゲのおかげで新郎との距離が縮まった」と言われた時には、感動しました。
ゼミのことをもっと知ろう!
レジュメの作成、発表、討論を繰り返し、計画性や積極性、プレゼンテーションの力を伸ばします。研究テーマは韓国の創作物、文学を主とした対比研究（各国の作品を比較して類似や対応関係を調査・分析すること）で、若者の意識、美容、観光まで幅広い題材を扱います。
対比研究は、多様な視点が学べます。異文化としての韓国文化、韓国文学に関心のある方には、ぜひ一度研究室を訪れてみてほしいです。また、自分の関心分野に主体的、積極的に取り組める方、自分の役割だけでなく縦と横のつながりを重んじられる方を歓迎します。
ゼミ長、親睦委員長、編集委員長、映画祭委員長など、学生各自が役割を分担し、全員が自らの役割を果たすことにより責任感やコミュニケーション力、協調性の向上を図ります。交流会、合同セミナー、映画祭はみんなが気軽に親交を結べる場として卒業生も参加します。
韓国文化に興味を持っている皆さん！その奥深さ、楽しさを深く知るために、関心のあるテーマについて一緒に追究してみませんか？ 外国語としての韓国語、異文化としての韓国文化を学習して、楽しみましょう。自慢の手料理を作ってお待ちしています。
料理が大好きなんですが、自信があるのはキムチチゲぐらい。ゼミ合宿でも素を作って持参し、現地で完成させます。最近は学生がそれを工夫して調理するのを見守ることも、自分の大事な役割だと思っています。私の料理をゼミ生がおいしそうに食べるのを見るのも楽しみの1つです。
