子どもとふれ合い「想像力」と「創造力」を豊かに
子ども学科近藤ゼミ
専門は幼児教育学で、ドイツの教育者であり哲学・思想家でもあるルドルフ・シュタイナーが実践した「シュタイナー教育」について研究。きっかけは大学3年生の時、卒論のテーマを図書館で探していて、「シュタイナー教育」は教科書がない、テストがない、暗記はしない、成績表がないと知りました。こんな教育方法が成り立つの?と疑問を抱えながら本をたくさん読みました。現在は日本にあるシュタイナー保育園や幼稚園を訪れ、保育の様子を観察し、特徴を研究しています。
保育・幼児教育の特性である「答えは1つではない」という発想を持ち、「想像力」と「創造力」を豊かにしていくために、授業では「あなたが先生だったらどうする?」と問いかけます。学生は、さまざまな回答から新たな発想に出会い、刺激を受けます。大切なのは「どうしてそう考えたのか」です。発想を支える根本の考えにたどり着くことが、保育をより一層深く学ぶ重要な観点なんです。
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各自の興味関心のあるテーマを追求し、学期ごとに意見交換をして新たな気づきを得ます。保育の実践に関わる学びとして、大学の文化祭に参加し、子どもと直接ふれ合う経験を積ませています。文化祭に向けて、子どもが楽しめる遊具を作る活動でゼミ生の気持ちが1つになります。
未来への夢を持ち、夢に向かって人間的な成長を遂げようとする意欲のある学生。多くの学生は保育職を目指しますが、知識や技術だけではなく、優しさや思いやり、気遣いや配慮といった人間としての魅力を発揮していくことが重要です。
ゼミでは積極的に発言できる雰囲気づくりを心がけています。子ども学科の学生は明るく、元気で優しい姿が特徴的です。ディスカッションを通して出される意見に対して共感的に受け止め、学びとして生かしていきます。
保育士や幼稚園の先生を目指すための豊かな体験を多く取りそろえています。都会のキャンパスながら、うさぎや亀、烏骨鶏などの飼育、苗植えや芋ほりなども体験できます。オリジナル劇「まみむめめじろ かきくけこども」は学年の枠を超え、子ども学科が一体となって作り上げます。
持っている資格は、ティーインストラクター、アロマテラピーインストラクター、整理収納アドバイザー、食生活アドバイザー、ビアテイスターなど。紅茶を丁寧に淹れて、お気に入りのティーカップでいただく時間が楽しいひとときです。資格を保育にも生かすのが夢です。