メディアの発信者を育てる!
メディア学科三上ゼミ
ジャーナリストを志したのは、高校生のときに書いた文章が褒められ、物書きになりたいと思ったことがきっかけ。ある日、文章を書くことを仕事にでき、海外にも行ける海外特派員になりたい! と記者を目指しました。現在はジャーナリズムをはじめ、ミャンマー情勢についても研究しています。ミャンマーと聞くと遠い遠い異国のようですが、戦前から日本との結びつきも多く、自分の研究活動の一部となっています。アウンサンスーチーさんについて執筆した評伝は、韓国でも翻訳出版されました。
大切にしているのは学生の自主性です。大学はどうしても座学が多くなりがちですが、ゼミでは学生が主体となり、先生は何かを教えるというよりも、コーチ・アドバイザーという立ち位置で活動しています。雑誌や新聞の制作においてゼミ生は全員編集部員で、ゼミは基本的に編集会議のように進めて行きます。表現したい、自分の企画を実現したいと強く願う学生が成長すると思います。
ゼミのことをもっと知ろう!
ゼミのテーマは、「目白大学新聞」とゼミ雑誌の制作、そしてiPhone による短い映像制作の3点です。編集長は常に学生、私は発行人です。そのため卒業研究では、論文よりもフリーペーパーを制作する学生が多いです。
チームとして活動し、意見や個性が違ってもディスカッションしながらプロジェクトを最後まで完成させられる「ねばり」と「タフネス」を持った学生を育てることを目指しています。社会では多種多様な人と仕事をしなければなりませんが、問題や課題があっても最後まで頑張れるクリエティブでタフな人に成長して欲しいです。
学生が自ら企画を考え、アポ取り、インタビューと取材、文章書き、写真撮影、編集とレイアウト、(AdobeのInDesignを使用)、校閲、そして印刷データの作成といった一連の作業をすべて体験します。1人でも雑誌が作れるようになることを目指しています。紙のスキルだけではなく、デジタルのスキルも習得してほしいと思っています。
メディア学科を有する大学は日本では数少なく、本学のメディア学科では特定のメディアを学べると同時に幅広くメディアを学習することが可能です。社会連携プログラム「mediaction」(「メディア」と「アクション」を合わせた造語)を実践的な学びとして学科の柱に据えているのが特徴です。
ジャズのレコードのカバーから、デザインとはいかなるものか、何が美しく、何がクリエティブなのか、デザインの基本を学んだと思います。好きなレコードを聴きながら、好きな本を読んだり食事をするのが至福の時です。Miles Davis, Bill Evans の大ファンで、ジャズのライブにも行きます。