就職後に必須となるマーケティングの知識

専門はマーケティングとブランド戦略。マーケティングは売れる仕組みをつくること、ブランド戦略は長期的に商品のイメージを創造する活動で、いずれも就職後に必須となるものです。ゼミ活動ではこれらを体験することを重視し、商品開発プロジェクトの実施と企業へのマーケティングアイデアの提案という2つの方法で実践しています。これまで総合家電メーカーのLGエレクトロニクス社の韓国本社、日本支社でプレゼンテーションを行った実例があります。

正解が1つじゃないからこそ学ぶ楽しさがある

マーケティングは実生活に役立たせることを趣旨とした「実学」です。授業でも講義は3分の2に抑え、残りの3分の1ではグループワークで実際の課題の解決策を考えるワークショップを実施して、実践力を身につけてもらいます。「マーケティングの正解は1つではない」。大学時代に私がこの言葉に衝撃を受けたのは、勉強にはすべて答えがあって暗記するのが勉強と勘違いしていたから。学生の皆さんにはマーケティングの楽しさをぜひ知ってもらいたいです。

1・2年次で学んだマーケティングやブランド戦略の知識を実践で生かすことに取り組みます。宮崎県のぶどう農園「今井農園」の高級ぶどうを使った新デザートの開発、有楽製菓(株)のブラックサンダーを活用した同社への提案など、多様な成果を上げています。

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物事を判断する際に必要な情報収集、分析、仮説の構築、検証ができるようになる、就職活動で興味ある企業をゼミで学んだ視点で分析可能にする、そして卒業後も一生付き合える同期・先輩・後輩をつくるのが方針。3・4年生合同合宿は大学院生、留学生も参加し、絆を深めます。

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知的好奇心が強い人、積極的に学びたい人と一緒にゼミを創っていきたいと考えています。ゼミの時間以外にも学生同士が集まって企画の打ち合わせを重ねることが多く、忙しいゼミという一面も。学生は「その分、充実していた」「達成感を味わった」と話していました。

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大学は、小・中・高校とは全く異なる学びを修める場です。少数の進学者を除くと、大半の方には勉強に専念できる人生最後の機会となります。私のように大学時代に出会った学びが人生を決めるきっかけになるかもしれません。ぜひ私のゼミでチャレンジしてみてください。

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2年前からロードバイクに乗り始めました。大学にも時々自転車で通勤しています。
長崎 秀俊 教授

7年前に大学教員になった時、それまでの会社員生活でできなかったことをと始めたのが、研究室でひき立てのコーヒーを飲むこと。忙しい時でも気持ちをゆっくり落ち着かせることができます。マグカップは前職の会社のオリジナルで、飲み口に顔を近づけると会社の標語が見える面白い仕掛けが。