幅広く、多様なテーマを扱う人文地理学

「東京や大阪の路上でのストリート・アーティストとそれに対する取り締まり」について、現場に入り込んでフィールドワークを進めてきました。こういった都市のポップ・カルチャーや音楽も人文地理学で取り扱われ、山口ゼミでも多くの学生が都市文化や消費社会についての現地調査をしています。ほんの一例ですが、カフェの利用客が身に着けているものと消費社会、野外音楽フェスティバルと地域コミュニティとの関わりなど、オリジナリティが高く、多様なテーマが取り上げられています。

フィールドワークを楽しむことでテーマが広がる

「みんなでフィールドに出よう!」が山口ゼミの合言葉です。フィールドに出て、それを楽しむことからテーマがさらに広がると確信しています。年に数回、日帰りで首都圏の古い街並みの巡検を実施しますが、古い家屋などがおしゃれなカフェに転用されている状況などを現場で確認し、「伝統」や「保存」の意味についてみんなで考えます。また、泊まり込みのフィールドワークでは、そばや木曽馬の産地である長野県木曽町開田高原で観光や生活文化、農業、伝統産業などについて地元の地域おこし組織と連携しながら調査を進めています。ゼミ生はみんなとても楽しんでいるようですが、正直に言うと私が一番楽しんでいるかも(笑)。将来、皆さんとどこかのフィールドに出られることを楽しみにしています!

ゼミのことをもっと知ろう!

専門は人文地理学。特に現代都市の文化や消費社会に関心があります。ゼミ生とともに現場に出ることを重視し、机上だけではなく、絶えずフィールドと行き来して思考する力を養います。現場でさまざまな人と関わることにより、物事を多面的に捉える力が身につきます。

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私の研究は大阪・ミナミの路上でギターを弾いていたことがきっかけでスタートしました。皆さんの身の回りの小さな「なぜ?」について調べたいと思う好奇心を重視します。また、あまり偏らず、さまざまな事柄に対して「雑食」であってほしいと思います。

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ゼミ生の自主性を尊重し、ディスカッションでは最後に補足的にコメントするのが私の役割です。ゼミ生に聞くと、「それぞれに個性がある」「仲がいい」「先輩や後輩、ゼミ生同士のつながりが強い」「やる時はやる!」と話していました。その通りだと思います。

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みんなで一緒にフィールドに出て、いろいろな物事を見聞きしましょう! 外に出ることの楽しさを体感しましょう! さまざまなことに目を向け興味や関心を持ち、楽しむことからそれぞれの可能性が広がっていくのだと思います。手ぐすね引いてお待ちしております。

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最近は全く弾いていませんが、大学時代に使っていたギターがなぜか研究室に転がっています。
山口 晋 准教授

大学生のころはバックパックとギターを持って海外旅行をしていました。学生時代から料理も趣味の1つで、餃子などがうまくできたとき、家族みんなでそれを食べるときが至福のひとときです。仕事終わりや息子をお風呂に入れたあとの日本酒も最高です!

  • 山口ゼミ ゼミ写真
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