経営学部経営学科の中村裕一郎ゼミが、12月10日(金)にオンラインで開催された「2021年度 知財活用スチューデントアワード」(主催 西武信用金庫)に参加し、優秀賞を獲得しました。
「知財活用スチューデントアワード」は「開放特許を活用したビジネスのアイデアを大学生が競うものです。大手企業が持つ開放特許(4社8知財)を活用して学生が斬新な商品アイデアを発案し、学生自らチームごとに事業計画を作成してブラッシュアップを重ね発表します」。今年度は、7大学から12チームが参加しました。
中村ゼミのゼミ生8名は、富士通の開放特許「容器型デジタルサイネージ」を用いた「貯金額と連動する育成ゲームがついた貯金箱」のビジネスを提案しました。商品のキャッチコピーは「おカネの価値を知ろうサイネージ貯金箱」です。お小遣いをもらい始めた小学生におカネの可能性を魅せること、続かない・貯まらない・面倒くさいを打破すること、キャッシュレス化が進む現代だからこそ、現金を扱うことで収入・支出の実感を与えることを目標とした商品を考案しました。
審査員の方々からは、実現可能性、事業計画の妥当性、アイデアの独創性、プレゼンテーション力などを評価いただき優秀賞となりました。参加した学生の一人は「初めてのことで戸惑ったこともありましたが、皆の議論によって優秀賞という結果を手にすることができました。この経験をこれからの学びに役立てていきたいです。」と話しています。
また、中村教授は「これまで学んでいた知識をチームとして実際の事業計画にまとめる作業は、苦労の中にも楽しさがあり、社会に出てからも役立つ貴重な経験になったと思います」と話しています。