経営学部経営学科の岩永洋平教授が2025年に上梓した『顧客生涯価値マーケティング―持続的な関係性をつくる―』(中央経済社)が、日本ダイレクトマーケティング学会の2026年度学会賞を受賞しました。
「この商品をまた買いたい」――消費者のそんな思いはどのように生まれるのか。本書はこの問いを出発点に、企業と顧客の間に生まれる「気持ちの絆」が長期的な購買関係をどのように支えるかを、理論と実証の両面から解き明かした研究書です。理論の構築にあたっては、社会学のウェーバーとルーマンの思想をマーケティング研究に応用するという独自のアプローチをとっており、複数の消費者調査やD2C事業者へのケーススタディによって裏付けられています。
著者の30年超にわたるマーケティングの実務経験が随所に反映されており、研究者からは理論的な新しさへの評価を、実務家からは現場に根ざした具体的な示唆への共感を得てきました。
今回の受賞は、学術と実践を結びつけた本書の姿勢が広く認められた結果です。
『顧客生涯価値マーケティング―持続的な関係性をつくる―』
著 者:岩永洋平
発 行:中央経済社
発行年月:2025年4月

