日本生活学会の学会誌『生活学論叢』36-37合併号に掲載された、メディア学部メディア学科・溝尻真也准教授の研究論文「1960-70年代日本におけるDIY/日曜大工―松下紀久雄と日本日曜大工クラブの軌跡から」が、同学会の2020年度研究論文賞を受賞しました。
この論文は、1960年代から70年代にかけて趣味として日本に定着したDIY/日曜大工が、どのような社会状況のもと、どのようなプロセスでその行為者を増やしていったのかについて、当時日本最大の会員数を獲得していた日曜大工サークルである日本日曜大工クラブの機関誌を読み解きながら明らかにしたものです。
本論文は、日本人の生活スタイルに影響を与えた趣味としてのDIY/日曜大工について、グローバルおよびローカルな側面から丹念に考察し、生活学領域に有益かつ新たな知見をもたらしたことが評価され、今回の受賞となりました。
これからもメディア学科では、身近な趣味や文化に関する学術研究の成果を積極的に取り入れた授業を展開していきます。