メディア学部メディア学科では、去る2月、広告界の第一線で活躍し、数々の国際的な賞を受賞されてきた福田敏也氏(777CreativeStrategies代表取締役 / 大阪芸術大学元教授)による公開講座「広告IPPONグランプリをやってみる」を開催しました。
■ 広告の本質は「振り向かれる理由」の設計
講座の冒頭で福田氏は、「広告とは何か?」という問いに対し、「その本質は、『振り向かれる理由』を設計すること」と語りました。企業が言いたいことをただ綺麗に並べるだけでは、今の時代、情報はユーザーに届きません。生活者が思わず手を止めてしまうような「意外性」や「見方の転換」こそが、クリエイティブの本質であり、それはテレビ番組『IPPONグランプリ』の「写真で一言」に通じるものがあると解説されました。
■ 実践!「広告IPPONグランプリ」
講義の後半では、参加した学生たちがチームに分かれ、実際のお題写真に対して「振り向かれる一言」を考えるワークショップを行いました。

- ・TEAM B:驚いた表情の馬の写真に「えっ!?次のAKB48のセンター僕ですか?」というコピーを添え、競馬雑誌の広告に。
- ・TEAM E:渋い表情でタバコのようなものをくわえる着物男性の写真に「実は、ココアシガレットです。」と付け、大人向けマガジンの広告に。
- ・TEAM H:蜂が群がるアップ写真に「俺、一夫多蜂性なんだよね。」というパンチの効いた言葉を乗せ、蜂蜜の広告に。
これらの作品について、福田氏からは「見方の意外性が想像力のスイッチを入れ、気持ちを動かす」という広告の醍醐味を体現していると高く評価されました。
■ 参加学生のリアルな声
『振り向かれる理由』を考えるようになると、世の中の広告がぐっと面白く見えてくるはずです」という福田氏の言葉通り、参加した学生たちからは以下の声が寄せられました。
- 広告は商品を知らない人をどう振り向かせるのかを考え、言葉を当てはめるのが難しかったです。
- チーム内で案を出してみて、自分にはなかったワードセンスが他のみんなにはあったりして楽しかったです。一人が出した意見が他の人と連鎖し、新たな発想を学ぶことができました
- 普段、面白いなとしか見ていなかったIPPONグランプリの回答が、効果的な広告になるという考えはとても納得しました。これからは日常での広告の見方も変えてみようと思いました
■ 「理論」と「実践」の往復が、確かな発信力を養う。
メディア学部では、プロの視点にある「厳しさ」と「楽しさ」に触れる機会を豊富に用意しています。理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かして世の中の当たり前を捉え直し、価値を再設計する――。そんな「振り向かれる理由」を創り出す力を、私たちと一緒に磨いていきましょう。
オープンキャンパス で、この学びを体感してみませんか?
皆さんとお会いできるのを、楽しみにしています。
(写真:メディア学科3年 東 環希)

