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メディア学科・加藤賢専任講師が執筆に参加した『レコード店の文化史』日本語版が刊行されました

この度、メディア学部メディア学科の加藤賢専任講師が執筆に携わった学術書『レコード店の文化史――グローバル・ヒストリー:コミュニティ、都市、文化が交差する場所』が、DU BOOKSより刊行されました。

本書は、2023年にイギリスの学術出版社Bloomsbury Academicより刊行され、世界的な評価を得た原著(The Life, Death, and Afterlife of the Record Store: A Global History)の日本語版です。世界各国の研究者が、レコード店を単なる小売店ではなく、記憶やコミュニティ、そして異文化が交差する「社会空間」として多角的に分析し、デジタル時代における「場所」の意義を問い直す国際的な共同研究の成果となっています。

加藤講師は本書の第12章「日本ポピュラー音楽史における輸入レコードと小売店の役割」を執筆し、戦前から現代に至るまでの日本の音楽産業史において、「輸入盤」という存在がいかなる文化的結節点(ハブ)として機能してきたかを論じています。
同章では、かつて海外のレコードが異文化への窓口や「本物の体験」の象徴として渇望された背景を整理した上で、1970年代から80年代にかけての東京の輸入盤店が新たな音楽的語彙を育む交流拠点となった過程を記述しています。
さらに、そこで培われた文化的蓄積が90年代には特定の都市エリアにおける高密度なレコード店街の形成へとつながり、独自の音楽ムーブメントを支える生態系へと発展していった一連の歴史的経緯を解き明かしています。

このように、日本の音楽シーンがいかにしてレコード店という「場」を通じて豊かさを獲得し、グローバルな文化の流れと接続・共鳴してきたのかを提示する本研究は、加藤講師が担当する「メディア文化論」や「サブカルチャー論」等の講義における重要な知見ともなっています。

目白大学メディア学部メディア学科では、今後もメディア文化に関する国際的な研究活動を積極的に推進し、その成果を教育現場および社会へと広く発信してまいります。

『レコード店の文化史――グローバル・ヒストリー:コミュニティ、都市、文化が交差する場所』
編 著 者 : ジーナ・アーノルド、ジョン・ドゥーガン、クリスティーン・フェルドマン=バレット、マシュー・ウォーリイ
翻 訳 者 :奥田祐士
出  版:DU BOOKS
発売年月:2026年2月