修了生の渡部優美さんから「履修証明プログラム」の感想をいただきましたので、ご紹介したいと思います。
受講生の声
「目白大学で履修証明プログラム」を修了した私の感想を一言でいうならば、「目白大学に来て良かった」です。
出願のきっかけは中華圏のお客様
私は現在、夏は百貨店地下の有機食品店で、冬はスキーインストラクターとして仕事をしています。どちらも近年中華圏のお客様が増えておりますが、日本人で中国語を使える人はおらず、片言でも英語が分かるお客様なら何とかなるものの、そうでなかったお客様であった時、大変苦労していました。
そこで、中国語で対応できる人材になりたいと思い、学べる場所を探したところ、学校教育法に則った履修証明書が出るという目白大学のプログラムを見つけました。一般にある中国語スクールも検討しましたが、目白大学の方がコストパフォーマンスに優れていると思い、出願しました。
受講中を振り返ってみて
高校を卒業したばかりの学生が多い中で学ぶのは、新鮮な気持ちと彼らには負けぬように学習しようという気にさせられたり、交流することで彼らの年代の文化や興味などを知ることができたり、仕事でもさまざまな年代の方を相手にしなければならない私にとっては良い環境でした。
学習への先生方のサポートも優れていました。既定のプログラム以外の授業の見学、中国語検定受験対策、授業の補足資料と説明などしていただきました。一般のスクールでは規定以上の授業は有料であり、その時その時に私個人が必要とするテキストや資料をわざわざ用意してもらうことはないでしょう。
また、チューター制度に登録させてもらい、日本語を学ぶ中国の留学生と毎週言語交換(ネイティブスピーカー同士がそれぞれの言語を他方が学ぶのを助け合うこと)を行いました。授業だけで「発音」を身につけるのは難しく、個人では正しいか判別が難しいので、この制度は大変ありがたかったです。またクラスメイトの留学生やチューターに現代の中国の文化やそれぞれの故郷についても教えてもらうことで、あらためて中国が大きな国であるということをしみじみと感じました。
受講後の変化について
成果としては、中国語検定4級を11月に合格、日本初の中国語スキースクールに採用が決まりました。中国語検定は3月に3級を筆記は合格、リスニングがあと10点足りなかったので6月にリベンジします。
スキーインストラクターとしては4月に早速研修を行い、レッスンもしました。中華圏のお客様にもスキーを楽しんでもらうことができ、生徒であったお子様だけでなく、保護者の方からも良い思い出になったという言葉をいただきました。
百貨店でも中華圏の方だと思われるお客様に中国語で話しかけることで、販売につながるようになりました。今までは素通りだったお客様をつかまえられるようになったり、ちょっとしたコミュニケーションが取れるようになったり、今までより仕事が楽しくなりました。
受講を検討中の方へ
- 授業以外でも面倒見のよい先生方ばかりですので、不安、心配なことはほぼ全て解決できます。
- 最低126時間の授業を約10万円で受講できるのは大変魅力的です。また、既定の授業以外でも学びの場が大変多くあります。
- 大学の図書館や国際交流センターを使用したり、先生方から資料をもらったり、教材や参考書に困ることはありません。
- 大学生のカリキュラムの中で学習をしますので、若い人ばかりの中で学習することに対して抵抗感を感じる方は厳しいかもしれません。
- 週4日を曜日によってランダムな時間に大学へ行かなければなりませんので、一般的な朝から夕方までお勤めの方には時間的に厳しいかもしれません。私はシフト制の仕事の為、平日休みにしたり、遅番などにすることで対応しました。
- 別途実費が必要ですが、中国や台湾へ短期留学することも可能です。私はこのプログラムの最後に台湾の中原大学へ留学しました。この留学でインプットしたことを使って生活してみる機会を得られました。中国語で会話するということに慣れることができ、スキースクールの同僚は全員台湾人、日本人は私のみという環境でも留学のおかげで楽しく働くことができています。
渡部 優美