2月1日(火)に、外国語学部日本語・日本語教育学科が、卒業研究最終発表会を行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し、昨年度と同様、Zoomを使用しましたが、卒業年次生全員と3年生の希望者が参加し、7分間の口頭発表のあと、参加者全員を交えた質疑応答、指導教員による講評が行われました。
「卒業研究」は、日本語・日本語教育学科における学びの集大成として、特に、3年次の「日本語・日本語教育専門セミナーA,B」、4年次の「日本語・日本語教育特別セミナーA,B」を通じて、学生自身がテーマを決めて研究に取り組み、2万字以上の卒業論文を執筆するものです。2022年度の4年生までは選択科目(※2023年度の4年生から必修化)でありましたが、多くの学生が卒業研究を選択し、立派に卒業論文を書き上げました。
卒業研究の題目には、日本語・日本語教育学科の多彩なカリキュラムを反映して、日本語、日本語教育、日本文化、日本社会といった幅広いテーマが選ばれていました。
3月に大学を卒業する学生たちには、これからも日本や海外のさまざまなことに関心を持ち続けて、社会で大いに活躍してもらいたいと願っています。
<卒業研究題目の例>
- 外国人の子どもの不就学
- 都内における外国人生徒の学校教育
- 日中の高校における教育方法の比較
- 日本育ちの外国人の母語保持についての一考察 ―家庭環境の影響―
- LINE 会話における大阪弁と標準語のコードスイッチング性差や関係性によって変化する依頼表現 ―テレビドラマのシナリオを対象とした分析
- ことわざの認知度は世代によって異なるか
- 商品名に使用されたオノマトペが消費者に与えるイメージ効果 ―お菓子を対象として―
- 若者向け雑誌とシニア向け雑誌に使用されるオノマトペの差異
- 性差や関係性によって変化する依頼表現―テレビドラマのシナリオを対象とした分析―
- 日本のアニメ映画について
- 日本におけるダンスについての研究
- 日本人の若者による、インスタグラムへの投稿に求める効用と、達成への条件についての考察
- 日本人大学生の遅刻に対する認識と行動:特質と文化・社会的背景についての考察
- 現代の日本の若者の映像コンテンツにおける虚構に対する許容度を規定する要素・条件についての考察