外国語学部

日本語・日本語教育学科

Department of Japanese and Japanese Language Education 新宿キャンパス

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日本語・日本語教育学科の池田ゼミが「令和の打ち言葉」を使って留学生と交流をしました

7月22日(金)、表参道にある青山国際教育学院(日本語学校)で、外国語学部日本語・日本語教育学科 池田広子ゼミの学生が「令和の打ち言葉」を使って留学生と交流をしてきました。

交流に先立ち、池田ゼミは春学期に、「令和のうちことば」と題した小冊子をつくりました。
「打ち言葉」とは、LINEや携帯メール、SNSでやり取りする際に用いられる「くだけた話し言葉的文体」と言われています。
さらに、自分たちが普段スマホで使っている生の言葉や会話文を取り上げ、場面を中心に8つの課を作り、そこに語彙表と英語訳、中国語訳、イラストを付け、さらにLINEの打ち言葉を取り込んだ動画も作りました。

8つの課
8つの課を作りました

この小冊子と動画をもとに、当該日本語学校で中国人留学生を対象に「打ち言葉」を中心とした活動を行い、交流を深めました。
具体的には、「第1課:遊ぶ約束」「第6課:推しの報告」「第8課:おいしい店の報告」など、さまざまな場面で使う打ち言葉を談話形式で紹介したり、関連するスライドを説明したりしました。
また、ゼミ生から「ありよりのあり」「あせあせ」「おしゃピク」などの打ち言葉クイズが留学生に出され、その後、留学生側からも「中国語の打ち言葉」がクイズ形式で出されるという場面もありました。最後に打ち言葉のメリットとデメリットについてゼミ生と留学生がそれぞれ意見を出し合い、若者言葉や打ち言葉に対する互いの理解を深めました。

留学生からは「普段教科書で見ない日本語に触れることができた」「日本人の若者の生の言葉の意味を知ることができた」「中国の打ち言葉も紹介する機会ができてよかった」という声がありました。教科書では扱われていない言葉を学生の目線で取り上げ、それをもとに学び合うことができ、とても有意義な時間でした。