遠隔授業|同時双方向型
韓国語学科「韓国語基礎会話」
担当:朱 炫姝専任講師
<授業の概要>
この授業では、伝えたいことをきちんと伝えるための韓国語会話スキルを身につけます。日常生活に関わる話題を中心に言い換え表現を用いて自分の意見や気持ちを伝える練習を繰り返して韓国語を習得します。日本語と韓国語の音韻体系の相違を理解し、韓国語を耳でよく聴いて覚え、発音練習に取り組み、韓国語のコミュニケーションに対する理解を深め、運用能力を高めます。
<遠隔授業について>
Zoomを利用した同時双方向型の授業で、LMSはGoogle Classroomを利用しています。通信状況が不安定な受講者を除き、原則全員がカメラをオンにして授業に参加します。授業当日の緊急連絡については、受講者の中で決められている係にLINEで連絡するようにしています。
授業で扱うトピックに関する語彙リストが、「Quizlet」というアプリで提示され、受講者は事前学習として語彙表現を習得します。事前学習の成果は授業内の小テストで確認した上で、さらに会話練習の際にも実際に適切な形で運用の練習を行います。小テストは自己採点した後、それをGoogle Classroomへ提出し、個別に教員からのフィードバックを受けます。
授業では、実際の会話場面を想定し、韓国語でのプレゼンテーションや会話練習を行います。Zoomのブレイクアウトルームの機能を使い、個人ワーク・ペアワーク・グループワークを実施し、特に、個人ワークでは、受講生に合ったレベルでネイティブスピーカーの教員と会話できるため、韓国語を実際に使うことに慣れ親しんでいきます。
会話練習のあと、受講生自ら「画面共有」の機能やGoogle Slideなどを使用し、クラスの全員に対してプレゼンテーションやロールプレイングを行います。発表内容に対してはGoogle Formsを利用し、気づきと質問を共有します。協働的な学習活動を行うことによって学習効果はさらに大きくなります。
会話の実践学習として、2020年度春学期には韓国で日本語を学んでいる大学生と、ミニ交流学習を行いました。「旅行」というトピックについて、自由会話を行い、授業中培ってきた韓国語能力を実践の場で試すことのできる貴重な経験を通じ、韓国語の学習意欲がさらに高まったという声がありました。
授業後は、振り返りシートに学んだこと、理解できなかったことを記入し、自分の学習を内省し、深めていきます。難しかった点については、次回の授業で担当教員からの回答・解説を聞いて解決を図っていきます。
<学生の声>
- 学生同士、韓国語で会話する機会が多く、話す力、伝える力が実践的に養われていると感じます。
- 韓国人の先生と会話することで、自分の語彙力や会話力を確認することができ、楽しいです。
- 発表を通じて質問する力、質問に応答する力が身につき、積極的に会話することができています。
- 通学にかかる時間を復習・予習に活用することができます。
- 単語について、Zoomの画面共有機能で写真を提示しながら解説してくれるため、分かりやすいです。
- 日本にいながら、韓国に住む学生の方々と交流できたことは、遠隔授業ならではの経験でした。積極的に会話する大切さも学びました。