3月13日(水)~3月24日(日)、保健医療学部作業療法学科の2年生2名と野村健太准教授が、台湾の中山醫學大學(ちゅうざんいがくだいがく)の短期留学プログラムに参加してきました。
プログラム内容は、歓迎会から始まり、中山醫學大學の職能治療系(作業療法学科)1・2年生の授業に参加、附属病院やデイケアの見学のほか、交流会と日本文化に関するプレゼンテーション、最後にお別れ会を行いました。
授業は基本的に中国語で、教科書は英語です。日本語が話せる学生が一定数いて、通訳してくれました。
附属病院で臨床実習の様子を見学し、学生は日本の臨床実習との大きな違いに驚いたようです。
日本文化のプレゼンテーションでは、ひな祭りやこどもの日、成人式などについて、英語で発表しました。
休日には、中山醫學大學のサポートスタッフ(教員・学生)の方に、台湾の有名な観光地へ案内してもらいました。
<留学に参加した学生のコメント>
- デイケアと病院見学は、プログラムに参加している中山醫學大學の先生と日本語を話せる学生も一緒に回ったので、理解に困らず疎外感もなく学びました。デイケア施設のスタッフから「日本と違うところはあるか」など多くの質問がありました。
授業では、3Dの解剖学など、日本にはない授業があり興味深かったです。宮原眼科(スイーツ店やレストランが入る複合施設)にも観光に行き、楽しかったです。 - 台湾留学では、日本との違いを発見し感じることができました。授業では、学生が堂々と自分の意見を発表している姿が印象的でした。また、タブレットやスマートフォンで先生が実践している様子を動画で撮ったり、写真を撮影したりしていました。日本では、すぐ写真や動画を撮ることが少ないため驚きました。
病院見学(精神領域)では、学生(2年生)が実際にプログラムを立案して、実際の患者さんに作業療法を提供していました。さらに、その場にいる病院・学校の先生に指導を受けながら作業療法を行っており、就職したあとに、学生時代の実習と現場のギャップをあまり感じずに働くことができる環境だと感じました。
とても刺激的な12日間を過ごすことができ、参加して良かったと思います。これからは、広い視野をもって学んでいきたいです。
6月に今度は、中山醫學大學から留学生がやって来ます。本学科の教員・学生もこれからプログラムの準備をし、迎えたいと思います。
この交流が、作業療法の世界的な視点であったり、文化や習慣など多様性の学びにつながることを願っています。
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中山醫學大學の学生・教員とキャンパスツアー -
ウェルカムパーティーの様子 -
職能治療系(作業療法学科)1年生の授業に参加し、
プランター作りを行いました -
精神科病院の治療プログラムに参加