7月6日(土)、保健医療学部作業療法学科の1年生がOSCE(Objective Structured Clinical Examination)を受けました。
OSCEは、「客観的臨床能力試験」といって、知識だけでなく、技能やマナーなどを評価するものです。病院実習などに行く前には、全員がこの試験を受けて合格する必要があります。
今年は昨年に引き続き対面で行うことができました。 学生たちは初めての実技試験ということもあり、教室に集合した時から緊張した面持ちでした。待ち時間では服装のチェックや試験内容の確認等を行っていましたが、実際の試験では緊張はしますが、練習の成果を発揮していました。
初めて接する臨床現場の作業療法士からのアドバイスもしっかりとメモを取り、教員とのフィードバックを行いました。
OSCEに合格した学生は、8月に病院実習へ行ってきました(レベル1臨床実習)。
学生たちは身体領域と精神・高齢領域でそれぞれ2日間実習をします。病院で経験した内容を個人でまとめたものをグループで共有し、セミナーで報告します。今回は5人程の班に分かれて、まとめていきます。
実習先の施設により経験出来る内容もさまざまですが、コミュニケーションの難しさ等、共通した学びもあるようでした。春学期に学習した内容が臨床現場でリンクしたこともあり、学習意欲につながったという学生もいました。この経験を生かし、また秋学期からの勉強へつなげて欲しいと思います。
また、自分なりの作業療法士を目指すきっかけになればと思います。