保健医療学部作業療法学科の會田玉美教授が、9月23日(月)~25日(水)開催の「WCRI2024」に参加、演題を発表しました。
RI(Rehabilitation International )は、1922年に設立されたリハビリテーションおよび障害者の権利と生活の質の向上を推進することを目的とした100か国以上が加盟している国際団体です。4年に一度、各国のリハビリテーション協会の国際委員会開催とともに、学術集会が開かれます。
本学術集会はアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで行われました。日本からの参加は日本リハビリテーション協会の委員以外で會田教授だけでした。
會田教授は「地域リハビリテーションアップデート」というセッションで発表しました。タイトルは「高次脳機能障がい者のためのコミュニティメンバーによるオンライン多職種コンサルテーション」という會田教授が参画する板橋区地域自立支援協議会メンバーによる高次脳機能障がい者への支援の試みを紹介しました。
この学術集会は世界中から障がい当事者、研究者、臨床のリハビリテーション支援者が集まっており、一緒にセッションを聞いたり、昼食やコーヒーブレイクをしながら各国の事情を情報交換したり、日本ではあまり知ることのない中東地域のリハビリテーションや文化について知る機会になりました。
発表した會田教授は
「リハビリテーションの課題は山積していますが、世界的にみると、戦争による安全保障の課題が取り上げられていました。日本は自然災害の多い国ですので、その課題を振り返り、考えさせられることが多かったです。これからも世界を知って、それを地域のリハビリテーション活動に活かしていきたいと思っています」
とコメントを寄せています。
当学科は他にも国際学会で発表する教員もおり、広い視野で活動をしています。
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會田教授のセッション -
当日の様子が学会のWebサイトでも掲載されています