『作業療法ジャーナル55巻3号』のシリーズ「コロナ禍で変わる臨床実習」で、保健医療学部作業療法学科の小林幸治准教授が2020年度の本学科での取り組みについて執筆した記事が掲載されました。
2020年4月~7月に実施する予定であった、4年生のレベル3臨床実習Ⅱ期(8週間、身体領域または精神高齢領域)と、レベル3臨床実習Ⅲ(2週間、地域領域)は、すべて学内実習に代替して行われました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に対し、特に首都圏域の作業療法士養成校では医療現場などでの臨床実習を行うことができませんでした。それに対し、本学科では、クリニカル・クラークシップ(作業療法参加型臨床実習)の視点を取り入れた学内実習プログラムを実施しました。
実際の体験を伴う内容を含めることはできませんでしたが、実際に現場でよく出会うことの多い臨床場面についての課題を取り入れて実施することができました。これまで培ってきた臨床実習方法論が、今回のような事態にも生かせることに気づかされる機会となりました。
「作業療法ジャーナル 55巻3号」(2021年3月号)
シリーズ:コロナ禍で変わる臨床実習
発 行:三輪書店
発行年月:2021年2月