保健医療学部

作業療法学科

Department of Occupational Therapy さいたま岩槻キャンパス

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作業療法学科の小林幸治教授と学生が障がい当事者の料理講演会に参加しました

保健医療学部作業療法学科の教員は、さまざまな社会活動に関わっています。

本学科の小林幸治教授は、身体に障がいを持つ人々と「NPO法人学びあい」を立ち上げ、障がいを持つ人が講師となり、セラピストを養成する大学・専門学校の授業などを行う活動を支えています。この団体では、オンラインを通じて、病院や施設で働いているセラピストの研修や障がいを持つ人をピアサポート(ピアとは同じ状況にある仲間)する活動も行っています。

病気で左半身まひとなった「学びあい」の講師・伊藤恵理子氏の料理の実演や生き方の講演に、作業療法学科3年生3名が参加しました。このオンライン研修が行われた2023年1月は、新型コロナウイルス感染症の影響で、一部の学生の臨床実習が延期となっていました。そこでこれらの学生に障がいを持つ人の作業や生き方を知る機会として参加してもらいました。

参加者は、片まひ、全身まひ、高次脳機能障害、視覚障害などの障がいを持つ方や、病院や施設で働く作業療法士などが、関東から九州までで全国から20数名が集まりました。

伊藤氏は、「片まひ料理教室」の講師をしたり、大学や専門学校で学生の前で実演しながらの講義もされています。また、入院していた病院で患者会の会長を務めるなど、普段のお仕事も多忙です。

講演後の質疑応答で、学生の1人は「コロナ禍で実習が延期になっていますが、今日は実習でもなかなか見られない片まひの方の調理を実際に見せていただいてとても参考になりました」と感想を述べました。

なお、このオンライン研修の様子は、西日本新聞(2023年2月9日付)に大きく取り上げられています。

記事と動画はこちら:
「右は動くじゃん」左半身まひの"料理家"、福岡から数々の工夫発信【動画】(西日本新聞me)