コロナ禍における学内実習
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響による緊急事態宣言に伴い、「臨床実習Ⅲ(地域作業療法)」などの実習科目は、5月11日から学内実習に切り代わり、withコロナ時代の新たな学習スタイルや生活様式が始まりました。そして、7月下旬で春学期の実習が無事に終了しました。遠隔授業による実習形式の学びは教員にとっても初めての経験でした。未だ収束が見えないコロナ禍にあって、新たな学びのスタイル、生活様式は継続しています。
学生たちの感染予防物品の試作
このような状況の中、作業療法学科の4年生は感染予防の知識を学び、高齢者や障がい者が利用する施設における感染予防をテーマに、感染対策のための物品(エプロン、フェイスシールド、透明マスク、パーティション)の試作を行いました。学生たちはインターネットや文献を参考に作成、家族にも意見を聞きながら改良を重ね、それぞれが個性的な作品作りに取り組んできました。出来上がった作品をZoomによるオンラインセミナーを通して、作品発表会を行いました。
未だCOVID-19の収束は見えませんが、今回学んだ知識や経験から、感染予防対策に対してさらに意識が高まりました。学生たちにとって、今後に活きる、貴重な体験学習となりました。