保健医療学部作業療法学科では3年生を中心に、2022年度より「専門コースゼミ」を開講しています。これらのゼミでは、学生に人のウェルビーイング(健康と幸福)や作業療法の視点を、さまざまな体験を通して深めてもらうというねらいがあります。
インクルーシブ・ソサエティ作業療法コース
専門コースゼミである「インクルーシブ・ソサエティ作業療法コース」で、作業療法学科3年生が車いすテニスプレーヤーに「車いすテニス」の魅力をインタビューしました。
目白大学さいたま岩槻キャンパスのテニスコートでは、車いすテニスプレーヤーを含めたテニス会を月に6回ほど行っています。そこで、専門コースゼミ(インクルーシブ・ソサエティ作業療法コース)の一環として、学生たちが車いすテニスプレーヤーに聞いてみたいことをリストアップし、複数回のインタビューに臨みました。
以下に、インタビューと回答の一部を紹介します。
車いすテニスをしてよかったことは、「仲間ができること」「家にこもらなくなること」「人と出会え、いろいろな気づきがあること」などが挙がりました。
インクルーシブ・ソサエティ(誰も取り残されない社会)の実現のために必要なことは、「障がい者を特別扱いしないこと」「人に寄り添って話を聞き、その人の考えを知ること」「お互い変に気を遣わないこと」「すべての階段にスロープを併設すること」などの意見をいただきました。
同じような内容でも、実際に聞くのと本で読むのとは大違いです。
目白大学には、授業だけでなく多様な経験を積める環境があります。