10月22日(土)、保健医療学部作業療法学科3年生が、臨床実習前の実技試験OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)を行いました。
OSCE(オスキー)は、臨床実習に参加する前に、臨床現場で必要なスキルが身についているかを確認する試験です。
患者役は学科教員と臨床現場で働く作業療法士に協力をいただきました。そのほかにもコーディネーターは学科教員が行い、外部評価者として臨床で働く作業療法士に依頼しました。今回は患者役も教員と臨床現場にいる作業療法士が担ったため、より実習に近い雰囲気になったと思います。
学生たちは、身体系2課題と精神系課題の計3課題を受験しました。より実践的な知識と技術を必要とする3年生のOSCEですが、今まで練習したことを発揮しようと一生懸命に取り組んでいました。
試験後は外部評価者より、良かった点や改善点など臨床実習につながる的確なアドバイスをいただきました。その後、別教室で教員とのフォローアップが行われ、試験での反省や実習に向けた課題をグループで共有しました。
3年生は、このOSCEが終わると、年明けにはいよいよ臨床実習が始まります。
臨床現場の経験を通してたくさん学び、吸収し、作業療法士の卵として成長してほしいと願っています。