保健医療学部理学療法学科の小川大輔准教授が監訳した『筋膜マニピュレーション 筋骨格系疼痛治療 理論編 原著第2版』が刊行されました。
筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation:ファシャル・マニピュレーション)は、イタリア人理学療法士のLuigi Stecco氏が開発した筋膜組織に対する徒手的理学療法アプローチのひとつです。Fascial Manipulationは、筋骨格系機能障害に対する方法と内部機能障害に対する方法に大別され、筋骨格系機能障害に対するFascial Manipulationについては、筋肉が生成した力の伝達や固有受容感覚に関与する深筋膜の異常な張力バランスを修正し、疼痛や関節可動域制限などの症状を改善することを目的としています。
本書では、筋膜の発生学・解剖学・生理学が解説されており、さらに、Fascial Manipulationを実践するための評価法や治療法の理論が詳しく解説されています。
『筋膜マニピュレーション 筋骨格系疼痛治療 理論編 原著第2版』
原 著:Luigi Stecco、Antonio Stecco
監 訳:小川大輔
発 行:医歯薬出版
発行年月:2022年10月