保健医療学部理学療法学科の大沼亮助教によるスマートフォンを用いたパーキンソン病患者の姿勢制御評価の方法についての論文「New quantitative evaluation of anticipatory postural adjustments using a smartphone in patients with Parkinson's disease」が、英国の理学療法雑誌『Physiotherapy Theory and Practice』(Impact Factor=2.5)に掲載されました。
理学療法士は姿勢や歩行動作の専門家であり、バランスが悪くなりやすいパーキンソン病患者に転倒予防のための運動療法などを指導します。
この論文では、身近にあるスマートフォンに内蔵されている加速度計を用いてパーキンソン病患者の姿勢制御の能力を評価できる指標を提示しています。近年では、個人の健康に対して、デジタルヘルスなどの機器を用いた管理方法が盛んになってきています。そして、その1つとして今回のスマートフォンでのバランス計測が有効ではないかと論じています。
- 論 文 名 :New quantitative evaluation of anticipatory postural adjustments using a smartphone in patients with Parkinson's disease
- 筆 者:Onuma R, Hoshi F, Yamasaki HR, Sakai T, Jinno T
- 掲 載 誌 :Physiotherapy Theory and Practice
- 出版年月:2022年11月
11月6日オンライン先行公開(50ダウンロード無料)