6月19日(土)、現地開催+オンライン配信のハイブリッドで実施された第22回言語聴覚学会で、保健医療学部言語聴覚学科の春原則子学科長がシンポジウム「言語聴覚士の臨床実践力を磨く」の第1部、「言語聴覚士の現状と課題」においてシンポジストを務めました。
このシンポジウムでは、養成校での取り組みと臨床現場での取り組みについて、それぞれのシンポジストからの発表があり、その後30分にわたって会場の参加者を含めた討論が行われました。
春原教授は、新入生が言語聴覚士のイメージを明確にし、モチベーションを向上させるため、卒業生の話や当事者・ご家族のお話を聞いたり、併設のクリニックで教員の臨床に参加したりする取り組み、新入生の学力向上とコミュニケーション能力向上を目的とした日本語力向上プログラム、コミュニケーション力向上を目指した会話指導、近隣高齢者施設での活動など、育てて送り出すための本学のさまざまな取り組みを紹介しました。
また、多くの養成校の課題である、臨床実習施設との連携についても、今年度開始したプロジェクトを紹介しました。
終了後、複数の養成校の先生方から、感動した、取り入れたい活動がいくつもあった、といった感想をいただきました。
本学科はこれからも、学生を大切に育てて、力のある言語聴覚士になれる基盤を作って送り出すための実践を行っていきます。