保健医療学部言語聴覚学科の学生は、4年次に外部の医療・療育機関で12週間の臨床実習を行います。
今年度は32名の学生が4月から10月にかけて実習を行い、11月2日(木)に「臨床実習報告会」を開きました。
報告会ではまず、小グループに分かれて、実習での学びや、印象に残ったり戸惑ったりしたことなどについてディスカッションを行いました。その後、グループごとに話し合った内容を発表しました。
学生からは、
- 「検査の練習や疾患、障害に対する知識が不足していた。もっと勉強しておけばよかった。後輩の皆さんに参考にしてほしい」
- 「脳画像の見方をもっと勉強しておけばよかった」
- 「指導者の先生から病院での様子が患者さんのすべてではない。その方の今までやこれからの生活を考えることが大切さであると教えていただいた」
また、
- 「患者さんに最終日に手を握って涙していただいた」
- 「自分の関わりを通して患者さんの改善を実感できた」
- 「患者さん自身が改善を自覚して喜ばれている様子に感動した」
それぞれがさまざまな学びを得て、感動や言語聴覚士のやりがいを感じてきたことが伝わってきました。今回の報告会の様子は、先輩たちの経験を生かしてほしいという思いから下級生にも見てもらえるようにしました。
臨床実習にご協力いただきましたスーパーバイザーの方々はじめ施設の皆さま、本当にありがとうございました。
これから4年生は、言語聴覚士資格取得のために国家試験に臨みます。臨床実習での学びを糧にさらに成長する姿が楽しみです。