6月9日(日)に、さいたま市で「第20回埼玉県言語聴覚士会学術集会」が開催されました。今回は目白大学が所属する南部支部が開催を担当し、埼玉県言語聴覚士会の理事である小林智子准教授、後藤多可志准教授をはじめとして言語聴覚学科教員全員が準備・運営に携わりました。
この学術集会において「STになった今だから、見たい!聴きたい!学びたい!~先輩STが語る、臨床の基礎、目指すべきミライ~」というテーマでシンポジウムが行われ、言語聴覚学科の春原則子学科長がシンポジストとして登壇しました。
シンポジストは3名、いずれも35年から45年超の長い間ST(言語聴覚学科)をやってきたいわばベテランです。それぞれがこれまでのSTとしてのキャリアから得た学びや気付き、これからの業界を担っていく若手や中堅STへのメッセージなどについて講演しました。
春原教授は「ささやかなつぶやき―私が考える言語聴覚士の魅力とこれから―」と題して、これまでのSTとしてのキャリアを振り返りながら、言語聴覚士の魅力や、STが対象者の方の「参加(どのようにその人らしく生きていくのか)」を捉える視点と支援の重要性などについて話し、若手STへエールを送りました。
討論の時間には、参加者から多くの質問が挙がり、STの明るい「ミライ」に向けた活発な議論がなされました。