8月26日(月)、保健医療学部 言語聴覚学科の後藤多可志准教授が、埼玉県立越谷西特別支援学校(知的障害特別支援学校)で開催された「令和6年度 自立活動部主催 全体研修会」にて講師を務めました。
越谷西特別支援学校では、児童生徒一人ひとりの障がいに応じた、きめ細やかな指導をいっそう充実していくことを目的に、医療分野の外部専門家を活用しています。後藤准教授は、2015年から言語聴覚士の外部専門家として同校に勤務し、児童生徒の認知・コミュニケーション能力の評価と指導を担当しています
後藤准教授は「発達段階からみる個に適したコミュニケーション」というタイトルで、コミュニケーション面に問題を抱えた児童生徒2名に対する外部専門家(言語聴覚士)の介入とその効果について講演を行いました。今回は、本会場だけでなくオンライン会場も設置され、埼玉県内の複数の特別支援学校教員が参加しました。
後藤准教授は、「知的障害特別支援学校における外部専門家(言語聴覚士)との連携」について、これまでに以下の書籍や論文を発表しています。
・後藤多可志, 高久聖也:知的障害特別支援学校における言語聴覚士(ST)との連携について. 特別支援教育における学校・教員と専門家の連携-障害のある子供への支援を専門家と共に進めるために-(市川裕二, 緒方直彦, 宮崎英憲編), ジアース教育新社, 東京, 82-87, 2022.
・後藤多可志, 春原則子, 高久聖也, 他:知的障害特別支援学校と外部専門家の連携に関するアンケート調査-知的障害特別支援学校教員は外部専門家の言語聴覚士に何を望んでいるのか-. 健康科学研究, 14, 27-34, 2021.
・高久聖也, 後藤多可志, 他:知的障害特別支援学校における外部専門家の活用に関する検討. リハビリテーション連携科学, 19(2), 139-146, 2018.