10月25日(金)に保健医療学部言語聴覚学科にて4年生の「臨床実習報告会」が行われました。
言語聴覚学科では、4年生次に外部の病院や療育施設などで合計12週間の臨床実習を行っています。今年度は29名の学生が臨床実習に行ってきました。そのまとめとして、10月25日にそれぞれの学びについて報告会が行われました。
前半は、実習で学んだことや印象に残ったこと、戸惑ったこと、感動したことなどについてグループディスカッションを行い、その後グループごとに発表を行いました。
発表の中では、「授業での学びと、実際の症状との結びつきの理解が不十分だった」「嚥下造影検査の正常な所見について理解を深めておくべきだった」「障害や症状にのみ意識が向いてしまい、患者さんの全体像を捉えたり、その時の心情へ配慮したりすることが難しかった」など、実践を通じた振り返りが多数聞かれました。
一方、「患者さんにかけていただいた言葉に励まされ、救われた」「患者さんの症状が改善されているのを目の当たりにして感動した」「言語聴覚士は大変だけど、素晴らしい職業だと実感した」「実習の最終日に患者さんからお手紙をいただいて、感激した」などの内容も多く、それぞれの学生が有意義な実習をさせていただいたことが伝わってきました。教員にとっても、実習を機に成長した4年生の姿を見ることができて感慨深い報告会となりました。
臨床実習にご協力いただきましたスーパーバイザーの方々をはじめ施設の皆さま、本当にありがとうございました。
4年生は今、2月の国家試験合格に向けて、日々頑張って勉強しています。臨床実習で得た学びを糧に、来る壁を乗り越えていってくれることと信じています。