保健医療学部言語聴覚学科の春原則子教授と橋本幸成専任講師が分担執筆した『言語の認知神経心理学』が発刊されました。
本書は、より適切な言語治療を行うために、言語聴覚士等が認知神経心理学的な分析や手法を学ぶことを目的に作られました。
認知神経心理学は、認知心理学と神経心理学を融合させた学問で、失語症や失読、失書といった後天性の言語に関わる障害、生まれつき読み書きの習得が困難な学習障害の症状の理解や治療アプローチには欠かせない領域です。
この中で、春原教授は「発達性ディスレクシアの読み書きに対する認知神経心理学的指導」を、橋本専任講師は「失読と失書のセラピー」を執筆しました。臨床に携わる多くの言語聴覚士に読んでほしい1冊となっています。
『言語の認知神経心理学』
一般社団法人日本高次脳機能学会
教育・研修委員会 編
発 行:新興医学出版社
発行年月:2025年1月