言語聴覚士は、コミュニケーションに何らかの困難がある方々を支援する職種です。そのため、自分自身のコミュニケーション能力を高めることがとても必要とされます。
保健医療学部言語聴覚学科では、「臨床実習特講」という目白大学独自のカリキュラムを組んで、学生のコミュニケーション能力の向上を図っています。
6月30日(金)の講義では、3年生が失語症のある当事者講師5名の皆さんにご協力いただいて、1人ずつ会話演習を行いました。失語症は脳卒中や脳の怪我などによって、聞いたことを理解したり、話したり、読んだり書いたりすることに何らかの支障をきたす後遺症です。そのため、人と話すことを避けてしまう方もいるほどです。
今回、学生たちはとても楽しく会話をさせていただいて、大きな学びを得たとともに、言語聴覚療法の対象となる方々と会話することへの過度の緊張や恐怖心を取り払うことができたようでした。
言語聴覚学科では今後も外部協力者のお力もお借りして、学生さんたちのコミュニケーション能力向上につとめていきます。当事者講師の皆さま、本当にありがとうございました。
-
身ぶりを使って積極的に会話する学生 -
当事者講師のお話に耳を傾ける学生たち