保健医療学部言語聴覚学科では座学だけでなく、臨床力を身につけるためにさまざまな演習を行っています。今回は「臨床実習特講Ⅲ」で失語症のある当事者の5名の方にご協力いただき、一対一での会話演習を行いました。
失語症は、脳梗塞や事故などによって大脳が損傷を受けることによって生じる後遺症です。多くの場合、聴いたことを理解したり、話したり、書いたり読んだりすることが病気の前と同じようにはできなくなってしまいます。失語症のある方の、コミュニケーションに関わるリハビリテーションを行うのは言語聴覚士です。
会話演習を終えた学生からは、「当事者の方に話したいと思っていただけるような話題提示が難しかった」「一般的な知識の不足を痛感した」「代償手段の活用が難しかった」といった具体的な振り返りが聞かれました。今後につなげていってほしいと思います。
当事者講師の皆さま、どうもありがとうございました。
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身振りも使って、笑顔で会話が弾みます -
当事者の方の明るさに学生も思わず笑顔に