3月14日（日）、人間学部児童教育学科の3・4年生17名が出演するミュージカル動画を公開しました。ミュージカルは、6回目の挑戦になります。
今年は新型コロナウイルス感染症の関係で、観客を前に披露することはできず、YouTubeでの動画公開という形になりました。すべてリモートで80分以上・全20曲の動画を作り上げました。このような取り組みは、他では見られない試みだと思います。

動画公開用サイト
第7回成果発表会
リモートミュージカル『ノートルダムの鐘』

全てをリモートで作りあげることは、本当に大変で苦労しました。4年生が主となり脚本・演出・衣装・振り付けを計画し、動画編集は3・4年生全員で協力して行いました。大道具を使って広い舞台で演じることができなかったため、それぞれの自宅で役になりきって録画・録音をしました。

このミュージカルのために、春学期（5月）からオンラインによるミュージカル研究を始め、7月に動画オーディションを行いました。秋学期は感染症対策をしながら対面での歌練習、劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」を観劇して歌や表現の勉強をしました。しかし、緊急事態宣言で対面練習ができなくなり、難易度の高い曲が多くあったにも関わらず、例年行っていた直前集中練習や外部講師によるレッスン、合宿などができませんでした。そのため、自主練習だけで仕上げた曲が多くあります。何度も自宅で音声を録音し提出し、先生や4年生の厳しいチェックをくぐり抜けた歌声をつなぎ合わせ、20曲分完成させることができました。

新型コロナウイルスの感染が未だ収まらない社会ですが、このリモートミュージカルの動画を見て少しでも元気を出していただけるとうれしいです。多くの方に見ていただきたいです。

※今回の記事は、児童教育学科3年・浅井菜々さんによるものです。