2023年度実施教員採用選考試験の結果、人間学部児童教育学科の受験者の94%、31人が正規教員として合格しました。
東京都期限付教員名簿登載者を含めると97%、32人という結果で、これまでの児童教育学科教員合格結果の最高値となりました。そして、2024年度4月1日には、教員志望者33人全員が小学校に配置され、教員として活躍を始めています。
例年、児童教育学科の4年生の約7割に当たる人が、教員採用選考試験を受験しています。2023年度は、6月から7月に一次試験、8月から9月に二次試験がありました。それぞれが希望する自治体の試験に向けて、真摯に取り組んだ成果が表れました。
教員採用選考試験突破実力養成講座
児童教育学科では、「教員採用選考試験突破実力養成講座」(通称:突破講座)を行っています。この講座で学生は、筆記試験の専門教養や教職教養の問題に取り組んだり、面接試験や集団討論の練習をしたりすることができます。また、論作文を何度も書いたり、模擬授業の展開や教材を工夫したりしています。学科担当教員から、教育時事問題の解説や論作文の添削、模擬授業の具体的な助言や指導などをきめ細かく受けることができます。
3年次6月週2コマから始まり、秋学期は週4コマ、4年次も週4コマで試験の直前まで熱心に取り組みます。突破講座は、教員採用選考試験合格に向けて指導を行う、学科独自の講座です。
小学校教員に期待されていることは、多岐に渡っていて大変なこともあります。しかし、未来を担う人を育てるやりがいのある尊い仕事です。
児童教育学科2023年度卒業生は、2024年4月から、それぞれの小学校の子どもたちの成長のために力を注いでいます。