人間学部児童教育学科の田尻信壹教授が編さんに協力した、日本国際理解教育学会編著『現代国際理解教育事典[改訂新版]』(全335ページ)が刊行されました。
本事典は2012年に刊行されたものの改訂新版であり、国際理解教育に関わる261の項目についての解説が行われています。まさに「国際理解教育の理論と実践の背景をなす内容的な広がりと深まりを『事典』という形で示したもの」(「序」参照)であるといえます。
今日の深刻化する地球的課題の解決に向けて、国連は「誰一人取り残さない」というスローガンのもとに「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて取り組んでいます。目白大学でも、SDGsの達成に向けた教育が推進されています。田尻教授は、『現代国際理解教育事典[改訂新版]』の刊行が本学学生のSDGs教育の推進に貢献することを期待していると述べています。
本事典には、田尻教授の授業実践が紹介されています(項目197「多文化主義の視点からの世界史学習」を参照)。この授業実践はSDGsの「17の目標」とリンクする内容でもあるので、SDGs教育に関心のある方や学生の皆さんにぜひ一読してほしい内容です。
『現代国際理解教育事典[改訂新版]』
編 著 者 :日本国際理解教育学会
発 行:明石書店
発行年月:2022年3月