人間学部児童教育学科の田尻信壹教授が編著者として執筆した『大学生のための中等社会科・地理歴史科・公民科概論』(全179ページ)が、4月5日に刊行されました。
本書は、中学校や高校の社会科教員を目指す大学生や現職の教員を対象としています。そして、中学校第1学年から高校第3学年までの中学校社会科(中等社会科)と高校地理歴史科・公民科の理論と実践を取り上げ、これら教科の知識と授業作りのスキルを習得することを目的としています。本書では、田尻教授は、中学校社会科歴史的分野と高校地理歴史科歴史系科目(歴史総合・日本史探究・世界史探究)の編集と執筆、および「学習指導案の意義と書き方」について担当されています。
今日の社会科教育では、〈暗記中心の授業〉から〈思考を重視した探究授業〉への転換が求められています。田尻教授は、社会科・地理歴史科・公民科の教員を目指す大学生や教職について間もない若い教師の皆さんが〈思考を重視した探究授業〉を考えたり実践したりする際に本書を参考にしてほしいと語っています。
『大学生のための中等社会科・地理歴史科・公民科概論』
著 者:田部俊充・田尻信壹・小松伸之 編著
発 行:風間書房
発行年月:2022年4月