人間学部

児童教育学科

Department of Childhood Education and Welfare 新宿キャンパス

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児童教育学科1年生が小学校で海のプラスチックごみについての授業を行いました

  • 紙芝居作成の様子

3月8日(月)、人間学部児童教育学科の1年生5名が藤沢市立鵠沼小学校で、海のプラスチックごみの授業をしてきました。

この授業を行うきっかけとなったのは、春学期の「アカデミックスキルズの基礎」という授業での取組です。本科目では、少人数のグループでSDGsに関連したテーマを設定し、グループ研究を行います。今年度は、遠隔授業にて取り組みました。この成果は、例年、桐和祭で発表してきましたが、今年度は、桐和祭が中止となってしまったため、学科行事として10月24日(土)にオンラインで学習発表会を行いました。本来は、学習発表会で活動を終えるのですが、あるグループは、発表会後、発展的な取組に挑戦しました。

海のプラスチックゴミの問題について取り組んだグループは、学習発表会において小学校の先生を目指す大学生ならではの取組として、小学生に海の現状を知ってもらい、課題意識をもたせるオリジナルの紙芝居教材を提案しました。学習発表会後には、実際に紙芝居教材を作成し、メンバーの一人が学校ボランティアでお世話になっている小学校に寄贈の相談をしたところ、実際に子どもたちに向けて授業をする機会をつくっていただけることになりました。

1年生の学生にとっては、初の授業実践です。何度もZoomで話し合いを行い、4年生の先輩の協力を得て、初めて学習指導案を作成し、模擬授業を行った上で、本番に挑みました。当日は、6年生の児童とともに、海のプラスチックごみを減らすために、私たちにできることを考えました。「ポイ捨てを見つけたら注意する」「ゴミ拾いのボランティアに参加する」「マイバックを持つ」など児童からたくさんの意見が出てきました。授業をした学生からは、「実際に児童とふれあうことができて楽しかった」「早い段階で授業をする経験ができて勉強になった」という感想の他、「予想もしない意見にどう反応したらよいか戸惑った」「教材研究の重要性を実感した」など今後の課題にも気づくことができたようです。

児童教育学科では、主体的に学ぶ学生を応援し、成長を促す機会を大切にしています。特に「現場力」を鍛えることを重視しており、体験的な学びを積極的に行っています。現在、コロナ禍でさまざまな制限はありますが、日々、工夫をしながら学びを深めています。

  • 10月に実施した学習発表会の様子
  • 大学での模擬授業の様子
  • 小学校での授業の様子

12 つくる責任 つかう責任 14 海の豊かさを守ろう SDGs

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