10月24日(土)、第53回桐和祭(オンライン開催)の1日目、人間学部児童教育学科1年生がZoomで学習発表会を実施しました。
春学期の「アカデミックスキルズの基礎」で取り組んだ「持続可能な未来にむけた提案」というテーマに関するグループ研究の成果を発表しました。
アカデミックスキルズの基礎では、共創型対話を基盤としたグループ研究活動を通して、大学生活で必要な基礎的な学修スキルを身につけるとともに、変化の激しい時代を生き抜くために必要な力の育成を目指しています。グループ研究活動では、SDGs17の目標を参考にして、各グループが具体的な課題を設定し、夏休みも含めて約5カ月間かけて追究してきました。研究をすすめるにあたり、各グループに2年生をチューターとして配置し、1年生の学びを支えてきました。
発表会では、環境、教育、ジェンダーなど多様な課題の現状を報告するとともにグループで考えた課題解決に向けた提案を発表しました。お互いの発表を聞き合うことで、学びを共有しました。森林伐採の問題に取り組んだグループは、適切な森林管理を支える森林認証マークの普及を目指して実際に啓発ポスターを作成し、その効果を検証しました。残念ながら、ポスターだけでは十分な啓発ができず、課題が残りましたが、実際に行動することで、さらに学びを深めることができました。各グループ、長期にわたり仲間とともに一つの課題と向き合うことで、学びの難しさと楽しさに気づいた様子でした。
発表会後には、グループ研究活動を支えたチューターの振り返り会を行いました。学びの当事者として参加した1年前とは異なる視点での気づきがたくさんあり、1・2年生の双方がそれぞれに学びを深めることができたようです。1・2年生がチームとなり取り組むことで、学びが継承されるだけではなく、毎年、発展させることができています。児童教育学科では、今後もこのように学年を超えた学びの交流を大切にしていきたいです。
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Zoomで発表する様子 -
学生が作成した
森林認証マークの啓発ポスター -
チューターの振り返り会の様子