1年生が履修する「ベーシックセミナー」は、大学生活の中で必要とされる基本的な技能を培う授業です。大学生活のきまり、図書館の活用方法、グループ研究活動、外部講師による先端的な教育実践についてなどを学んでいます。そのような学習活動の一環としてレクリエーション活動を行いました。
レクリエーション活動のねらいは、児童教育学科の1年生が互いに分かり合い仲良くなるきっかけをつくることです。また、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)がコミュニケーションでは多くの部分を占めることを理解することです。
そのために行ったことは以下のことです。
- ジャンケンチャンピオン
- 1つの質問
(おはじきを2つ持ってジャンケンをして勝つとおはじきを1つもらえて、さらに1つ何でも質問することができる。おはじきが無くなるもう2つもらえる。最終的に一番たくさんおはじきを集めた人がチャンピオン。) - 名前の五十音順1列並び(声はださない)
- 誕生日順1列並び(声は出さない)
- 沈黙の遊園地
(グループに分かれて、遊園地にあるアトラクションをグループ全体で声を出さずに表現する。) - Sジャンケン
(2チームに分かれS字の経路を進んでいき出会ったところでジャンケンをする。勝ったらそのまま進める。負けた方のチームは次の人が進む。最後まで辿り着いたら1点。) - クールダウンゲーム(茶壺など)
この活動を通して、学生たちは、分かり合い仲良くなるきっかけづくり、ノンバーバルコミュニケーションの有効性を、身をもって理解することができました。以下に学生の感想を紹介します。
- 今日のレクリエーションを通して、A組・B組関係無くコミュニケーションをとることができ、楽しく活動することができたため良かった。
- 普段あまり話さない人とも話すことができて、とても楽しかったです。
- より深くクラスの人やみんなの事をたくさん知ることができた。
- 今回のレクリエーションを通して、学科の仲間をより深く知ることができました。
- 普段の授業とは違い、体を動かすレクリエーションは小学生の頃に戻ったようでとても楽しかったです。
- 今回のレクリエーションを通して、学科全体で交流を深めることができた。
- 一番楽しかった活動は「沈黙の遊園地」です。声を出さずに、顔や身振り手振りだけで表さないといけなかったのでとても大変でしたが、同じグループのみんながとても上手に表現してくれたので無事伝えることができました。
- 今回の授業の後半で行った「沈黙の遊園地」が一番自分たちで考え今後の生活でも役に立ちそうだなと思った。
- 「沈黙の遊園地」をやったときにどのようにしたら伝わるのかみんなで再現してみたりして、各班個性が出ていて面白かったです。
- 無言で列を作ったり、グループで「沈黙の遊園地」をするときは、バーバル(言語)よりノンバーバル(非言語)の方が相手にはよく伝わり、ノンバーバルの必要性が改めて理解できました。今回は遊びの時間だったけど今後教師になるときに必ず見になる力だと思いました。
- 「沈黙の遊園地」や言葉を使わずに並び替えるレクリエーションでノンバーバルだけでも会話できることが意外でした。
-
ジャンケンチャンピオン -
沈黙の遊園地 -
Sジャンケン