10月22日(土)、人間学部児童教育学科で、1年生の恒例行事である学習発表会を行いました。
春学期の必修科目である「アカデミックスキルズの基礎」で取り組んだ「持続可能な未来にむけた提案」というテーマに関するグループ研究の成果を発表しました。環境問題、人権問題など多様な課題の現状を報告するとともにグループで考えた課題解決に向けた提案を発表しました。2年ぶりに対面で開催することができ、たくさんの学生、保護者、教員が参加してくれました。
アカデミックスキルズの基礎では、共創型対話を基盤としたグループ研究活動を通して、大学生活で必要な基礎的な学修スキルを身につけるとともに、変化の激しい時代を生き抜くために必要な力の育成を目指しています。グループ研究活動では、SDGs17の目標を参考にして、各グループが具体的な課題を設定し、夏休みも含めて約5カ月間かけて追究してきました。研究をすすめるにあたり、各グループに2年生をチューターとして配置し、1年生の学びを支えてきました。活動を振り返った学生の感想を紹介します。
アカデミックスキルズの基礎では、各分野に分かれて SDGsについて探究学習を行いました。学習を進めていく上で、現在世界で起きている問題や課題を詳しく自分たちなりに理解することができました。その上で、私たちにできることと、すべきことが分かりSDGs達成に近づけるよう解決案を考えることができました。この学習発表会からグループで協力することの大切さと大変さを学びました。この経験をこれからの大学の活動に生かしていきたいです。
学習発表会を終えて、今後社会で必要であるさまざまな力が身につきました。現在、日本を超え世界で起こっている複雑な問題に対して自分たちでテーマを選び、問いを作るまでの論理的に考える力。またその問いに向けての解決策を考え出し、解決しようとする力。他者と力を振り絞りひとつの目標に向かう力。どれも社会において必要な力ばかりです。またSDGsについて深く知ることができ、世界と自分との距離が近づいた気がしました。
長期にわたるグループ研究を通して、多様な学びがありました。中には提案だけではなく、実際に行動にうつしたグループもあります。人種差別問題についてSNSで発信したり、森林を守るために児童向けのオリジナル紙芝居を作成したりするなど、意欲的な取組をしています。児童教育学科では、学生の主体的な学びを応援し、サポートしています。
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2年生から会場装飾のプレゼント -
クイズを取り入れた参加型の発表 -
森林に関するオリジナル紙芝居を披露しました