新宿キャンパス学園祭「桐和祭」1日目の10月19日(土)、人間学部児童教育学科1年生が恒例行事である学習発表会を行いました。「アカデミックスキルズの基礎Ⅰ/Ⅱ」の授業を通して、約5か月にわたり取り組んできたグループ研究の成果を発表しました。
アカデミックスキルズの基礎では、共創型対話を基盤としたグループ研究活動を通して、大学生活で必要な基礎的な学修スキルを身につけるとともに、変化の激しい時代を生き抜くために必要な力の育成を目指しています。グループ研究活動では、SDGs17の目標を参考にして、「安全な飲み水」「政治分野のジェンダー平等」「海洋ゴミとポイ捨て」などをテーマにインタビュー調査やフィールドワークを行った結果をもとに、問題解決に向けた提案を発表しました。 当日は、学生や保護者をはじめ、たくさんの方が参加してくれました。質疑応答では、フロアの参加者から鋭い質問があったり、卒業生が後輩である1年生に向けて温かなメッセージを届けてくれたりする場面がありました。卒業後も毎年、楽しみにしてくれている卒業生がおり、世代を超えたつながりの機会ともなっています。
児童教育学科では、大学生活4年間の中でさまざまな学びの機会があります。先輩から後輩に学びが引き継がれ、現在も進化・発展しているところです。今後も、一人ひとりが学びの当事者として深い学びを経験できるように、創意工夫していきます。
グループ研究活動を振り返った1年生の感想を紹介します。
・学習発表会及び学習発表会に向けた活動を通して、SDGsに対する知識や資料作成の方法など多くのことを学びました。その中でも特にコミュニケーションの大切さを再認識しました。今回の活動では、SDGsのターゲットに注目し、各グループに分かれて活動をしましたが、共創型対話や役割分担、方向性の計画を立てる際に、基本となるのがコミュニケーションでした。SDGsという大きな課題と向き合う中で、誰か1人が取り組むのではなく、みんなで共同して自分たちなりの答えを導き出すためのコミュニケーションを考え、行動することを実践できました。本活動で得た学びを今後も活かし、将来、社会の役に立てる教員を目指したいと思います。
チューターとして1年生の学びを支えてくれた2年生の感想を紹介します。
・チューターとして授業に参加し、探究する側で授業に参加した昨年度には気がつくことのできなかった新たな視点を得ることができました。また、さまざまな内容の探究からSDGsが自分たちの生活や学習に深く関わっていることを実感し、特に子どもに対する働きかけについては実践できるよう、さらに学習を深めたいという意欲にもなりました。チューターという活動をサポートする立場になり、1年生の探究活動とどのように関わるべきかを悩みましたが、情報を共有し合い、考えていく中で、対話をすることが重要であると気がつくことができました。貴重な経験を今後に生かせるよう忘れずにいたいです。
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