10月19日(土)桐和祭において人間学部人間福祉学科の企画の一つとして、陳麗婷ゼミでは「新宿区で多文化共生について考えてみよう」というブースを設け、ゼミ生による新宿区の多文化共生に関する調査報告のポスター展示を行いました。
その会場で、エチオピア大使館よりテスファン・テクレサディク・ハイル二等書記官含め3名の方にご協力いただき、コーヒー・セレモニーの実演を行いました。
エチオピアはコーヒーの生産で有名ですし、また発祥の地でもあります。多くの方が参加を希望されたため、当初は2回の予定だったところ3回実演をしていただきました。
コーヒー・セレモニーとは、エチオピアの伝統的な習慣であり、コーヒーを飲むことを儀式化した作法の一つです。日本の茶道と同様、他者に対する感謝ともてなしの精神を表すものです。客の前でコーヒーの生豆を煎るところから始め、3杯飲むことが正式で1時間半から2時間以上かかる場合もあります。その間は香を焚き、客はパンやポップコーンなどを食べながら待つのが一般的です。
当日も、会場では香を焚き、参加者の前で豆を煎って、希望者には体験的に豆を挽いていただきました。本学からは、沢崎達夫学長と太原孝英副学長が参加し、大使館の方と歓談しました。
改めて、おもてなしに関する多文化の奥深さと素晴らしさを実感できるような時間が過ごせたと思います。
末筆ながら、本企画をコーディネートしてくださった「国歌の輪プロジェクト」淺見良太氏と「EJエージェンシー」レダ・ダニエル・ニガト氏に心から感謝申し上げます。
なお、当日の様子がエチオピア大使館公式フェイスブックに掲載されました。
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エチオピアのコーヒーセレモニーに関する紹介 -
エチオピアコーヒーの生豆の説明 -
参加者のコーヒー豆挽き体験 -
大使館書記官と太原副学長の懇談 -
太原副学長より大使館書記官に記念品贈呈