5月13日(月)、人間学部人間福祉学科の3年生必修科目「福祉と人権」の越田明子教授の回で、B型肝炎ウィルスに感染した当事者の方々をお招きし、「B型肝炎ウィルス患者の経験から学ぶ人権」についてお話しいただきました。
幼少時の集団予防接種における注射針の使いまわしによって、B型肝炎ウィルスに感染した経緯や、身体的な病変や苦痛についてご説明いただき、感染していることによって家庭や学校、職場、医療機関などでいわれのない差別や偏見に悩まされた事例をご紹介いただきました。また、標準予防策をきちんととっていれば感染を恐れる必要がないことも学びました。
学生らは真剣に聴講し、「正しい知識を学んで自分の意思で発言、行動していくことが差別をなくす行動の1つではないかと考えた。」「それで差別が全くなくなるわけではないと思うが、差別をなくすための一歩は正しい知識を身につけることから始まるのではないかとこの授業を通して考えた。」などの感想が多く寄せられました。