6月14日(金)に、人間学部人間福祉学科の陳ゼミが「多文化体験ツアー」を行ないました。
本学新宿キャンパスがある新宿区は、外国人人口が最も多い自治体です。新宿区は人口の13%(平成6年5月1日現在)が外国出身の住民で構成されています。
中でも、大久保町と百人町は住民の3割超が外国出身です。
学生は事前に『令和5年度新宿区多文化共生実態調査』で大久保地域の特徴を調べた上で、大久保地区の中でも特に異文化ムードが漂う場所を目指しました。
<多文化体験ツアー内容>
- 通称:イケメン通り(韓国料理店や雑貨店が並び、多くの観光客でにぎわう通り)
- 西大久保公園(イス、テーブル、パラソルが置いてあり、観光客の休憩場所にもなっている)
- 東京媽祖廟(中国や台湾の特徴的な建物がある)
- 通称:イスラム横丁(イスラムの⾷材や雑貨を扱ったお店が集まる場所)
- 大久保通り(韓国、中国、タイ、ベトナム、ミャンマーなどの飲⾷店、雑貨店が多く並ぶ。教会もあり、外国⼈が多い通り)
- 大久保地域センター(館内の案内が多⾔語で表記されている)
- 大久保図書館(外国語の本がたくさん並ぶ、多文化図書コーナーがある)
学⽣たちは有意義なまち歩きを楽しめたようです。新大久保駅周辺は、韓国のお店で有名ですが、実際に歩くと、韓国以外のさまざまな国のお店もあることが分かりました。
大学からほんの少し離れているだけなのに、まるで外国に来たかのようです。英語表記のスーパー、韓国コスメ・スター関連グッズショップ、中国料理は広東や上海だけでなくさまざまな地域の郷土料理が楽しめます。中国語表記のクリーニング屋さん、ハラルフードを扱うイスラム料理の店、⽇本のスーパーにない異国の⾷品の独特の匂いがあふれていました。
陳ゼミは、多文化共生のソーシャルワークをメインテーマとしています。学生たちは、身近な場所で広がる国際化を五感で体感し、グローバリゼーションが決して遠い話ではないことが学べたと思います。この驚きや感動が今後の学びを深めてくれることでしょう。
-
イケメン通り -
イスラム横丁