6月28日(金)に、人間学部人間福祉学科の越田明子ゼミ(人間福祉学専門セミナー)で、「認知症サポーター養成講座」を開催しました。
この養成講座は、国の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)に基づく取り組みです。認知症サポーターは、認知症に関する正しい知識と理解を持って、地域や職域で、認知症の人やその家族を対等の目線で温かく見守り、手助けする人のことをいいます。
ゼミでも学内に1人でも多くの認知症サポーターが増えることを願ってこの養成講座の開催に向けて準備を進めてきました。このような取り組みの方法を学ぶこともゼミ活動の目的の1つです。
今回の講座は、今年度で2年目になります。新宿区役所福祉部高齢者支援課、落合第二高齢者総合相談センター(地域包括支援センター)との連携による企画で、ゼミの3年生が受講生の募集をはじめ当日の準備を担いました。今年度は、人間福祉学科の学生はもちろんのことですが、他学部他学科の学生の参加もありました。
講座では、認知症の症状や診断治療、予防についてなどの考え方、コミュニケーションについて学びました。認知症の方が抱える困りごとの事例では、初対面の学生同士がグループワークを通して対応策について意見交換しました。
受講生のアンケートでは、地域で認知症のある方に出会った場合、9割の学生が「手助けしたい」と回答し、「事例などを通して良い対応を考え、認知症に対しての理解がより深まり、認知症の方をサポートしていきたいと感じた」「まずは認知症の方と接する時は優しく接することを第一に行動することを意識していきたいと思った」などといった感想がありました。
そして受講後には「認知症サポーター養成講座修了証」を取得しました。
次年度も継続して取り組んでいく予定です。
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講座受講の様子 -
初対面の学生同士のグループワーク -
ゼミ生からのあいさつ -
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