遠隔授業の準備
新型コロナウイルス感染症拡大のため、大学は遠隔授業に踏み切りました。
教員は初めての遠隔授業に向けてさまざまな学習システムを勉強し、教員同士で練習や検討を重ねました。老年看護学領域ではGoogle Classroomを使った講義を行うことに決定し、試行錯誤しながら遠隔授業の準備を進めました。
SCENARIOを活用したビデオ撮影
学生たちが少しでも分かりやすく講義や演習を受けられるよう、教材として教員の自作の動画を作成することにしました。今年から導入した「多職種連携ハイブリッドシミュレーターSCENARIO(シナリオ)」を活用し、高齢者への援助を行う視点を理解するための動画を撮影しました。
レターパックの郵送
自宅でも体験できるよう高齢者の援助を学ぶ演習用の物品を郵送しました。中身は「排泄ケアで使用するオムツ」「口腔(こうくう)ケアで使用するスポンジブラシ」「誤嚥(ごえん)防止に使用するトロミ剤」の老年看護の技術が学べる3点セットです。
演習用物品を活用して遠隔授業で受講した排泄ケアでは、おむつを着用する高齢者の精神面について学び、「自宅で演習ができてよかった。」「初めてのおむつ装着は、よい経験になった。」などの感想がありました。