看護学部

看護学科

Department of Nursing さいたま岩槻キャンパス

授業レポート

  • 看護学科
  • 授業レポート
  • さいたま岩槻
  • イベントは終了しました
  • Tags : 大学トップ, 学園トップ

看護学科 2021年度秋学期「母性看護学(周産期)実習」

  • 病棟実習のお昼休憩に移動途中のスナップ
    紅葉の香りでリフレッシュ

看護学部看護学科の「母性看護学(周産期)実習」は、妊産褥婦および新生児への看護を学ぶ実習です。妊娠期から分娩期の状態を把握し、ダイナミックな変化を遂げている母親、新生児を対象とする看護展開は、学生には難しいものです。

新型コロナウイルス感染症対策のため、実習中の母子への接触が制限され、新生児はガラス越しでの観察となったものの、施設の方々、そして受け持ち褥婦のご協力をいただき、学生たちは心身共に日々変化を遂げる母親の状態、さらに新生児の情報を把握し、これまでの知識を統合させ、理解を深めながら、産科病棟での実習ができました。実習を通し、母性看護の特徴である「対象者の強みに着目する看護」、「母子相互作用」を理解し、退院後の地域での暮らし育児を見据えた看護について、しっかりと学ぶことができました。
最終日には学内実習で、新生児に対する看護技術の演習をしました。ガラス越しに見せていただいていた受け持ち新生児の様子を思い描きながら、丁寧に技術確認をし、さらに、測定・観察した多くの情報をアセスメントして状態を報告することもできました。臨地実習で学んだことがしっかりと生かされ、自分たちのアセスメント力が増していることを実感できたのではないでしょうか。

母性看護学実習を終えた学生は「新たな命の誕生」がどれだけ奇跡的なことかを体感できたようです。看護の対象である人間の尊厳や一人ひとりを大切にする看護観につながってほしいと願っています。

  • 新生児のバイタルサイン測定と、全身状態の観察
    泣いてしまうと正確な測定ができません
    そーっと、そーっと、丁寧に、優しく