看護学部看護学科の「老年看護学実習」では病院実習以外に介護保険施設での実習があり、介護老人保健施設と特別養護老人ホームで実習を行っています。
この実習では「生活の場」であることを大切にし、そこで暮らす高齢者の方々の日常に寄り添います。今回は、そんな実習の様子をご紹介します。
2週間の病院実習を終えてから施設実習に臨みましたが、入所での実習では認知症を患っている利用者の方々と関わる機会が多くありました。
何度も同じ質問を受ける場面や、「うちに帰ります」とおっしゃる利用者との関わりを通して、改めて「コミュニケーション」について悩み、学生間での意見交換が活発に行われました。
学生間で解決できない場合は、実習指導者の経験談から複数の対応策を学ぶことができました。
また、看護師に同行する実習では「多職種連携」として介護職との業務分担・連携について学び、施設における看護師の役割について理解を深めました。
そして「体調管理」とは、「あらゆる角度から利用者様を看ることである」と学ぶことができました。
実習中は、利用者の皆さんに提供される昼食を学生もいただきます。同じ食事をいただく事で食材の種類や調理方法、食事形態などを学び食事形態などを学びます。学生たちからは「メニューが豊富で彩りに配慮されている」との感想も。利用者の立場になって食事についても考えました。
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昼食のナポリタン
学生からは「おいしい~!」と声が上がっていました -
施設ではアロハシャツが制服でした